エゾリスのクルミ

_MIB8745エゾリス
ジャジャジャジャジャ・・・と、早春の雑木林でエゾリスがクルミをかじっている音がしました。この音でエゾリスの存在に気づくこともよくあります。
ひとつ食べ終わったら、どこに隠してあるのかすぐに次のクルミを持ってきて、またジャジャジャジャ・・。
どうやってクルミを割るのか双眼鏡で見ていると、クルミの殻の継ぎ目をかじって開けやすくしてから、パカッと二つに割って中身を食べています。ただ、よく言われているように、継ぎ目をすべてぐるりとかじるのではなく、半分か三分の二くらいを重点的にかじって開けていることもありました。
それにしても強靭な歯です。

倒木更新

todo.jpg
倒木の上にトドマツやエゾマツなどのタネが落ちて、次の世代の森がつくられていくことを「倒木更新」といいます。富良野の森で撮ったこの倒木更新の写真を、Molecular Ecology誌という世界的な分子生態学の雑誌の表紙に出してみないか、というお誘いを先日いただきました。

残念ながら、もっと1箇所にごっそり更新しているような写真の方がよい、ということで、今回は投稿見送りになりましたが、世界進出の機会を打診していただいて、ほんとうに嬉しいことでした。
科学的な背景をしっかりもちながらも、自然の生態を美しく残せるような仕事をちゃんとやっていきたいと改めて強く思いました。

後藤さんのgoto_note、久保さんのぎょーむ日誌でも今回の倒木更新の写真の件などご紹介いただきました。お二人とも生態学の研究者です。ブログ拝見しましたが、学会の話になるとついていけず・・すごい。




エゾノバッコヤナギ

_MIB8322バッコ
日当たりのよい川岸の林で、フサフサの綿毛を広げ始めたエゾノバッコヤナギ。春の兆しはまずは水辺から。

フキノトウ

_MIB8306ふきのとう
川岸の土手でフキノトウが咲き始めました。毎年同じように撮っている(撮らされている?)のですが、春一番に咲くのでやはり見つけたら撮らずにいられません。

マニアックなクワガタ

_MIB8154マダラ
富良野市博物館の職員の方の個人的なコレクションから見せていただいたマダラクワガタの標本。
クワガタの仲間は夏になると子どもたちに大人気ですが、こいつはこれがクワガタか?と思われるような地味で小さなクワガタです。夜の街灯にも飛来しないので、つい最近まで僕はその存在さえ知りませんでした。
まだ春が来たばかりですが、実物をよく目に焼き付けて夏の採集と撮影に備えます。

夕暮れ

_MIB8126空
夕暮れのひんやりした空気に土の匂いが充満していました。春の匂いです。
宇宙空間にはまだ解明がすすんでいない「ダークマター」という物質が充満しているそうですが、地球には四季の変化を知らせる「季節の微粒子」みたいなもの舞っているのではないか・・と、深い青になっていく夕空を見ながらふと思いました。

冬を越せなかったのか・・

MIB_8049フクロウ
雪上にうつぶせになってエゾフクロウが死んでいました。
何かに襲われたような怪我は見当たりません。トドマツの枝にとまっていたが力尽きて、そのままどさっと落ちてしまったようにも見えました。
年はいくつなのでしょうか。年老いているのか、親元から離れたばかりの若い鳥なのか。ネズミなどの獲物を思うように捕らえられず弱ってしまったのでしょうか。「厳しい冬を越せなかった」と言ってしまえばそれまでですが、今の僕の知識ではそれも推測に過ぎず、分からないことが多すぎます。標高600mほどのトドマツやダケカンバが生育する沢沿いの森でした。

ブライダル

014.jpg
土曜日はブライダルのスナップ撮影。
チャペルの挙式で牧師さんが新郎新婦に聞かせた話に感激してしまいました。山火事がある鳥の巣を襲ったとき、親はまる焦げになって死んでしまいましたが、その羽でしっかりとヒナを包み小さな命を守ったとか。あのナショナルジオグラフィックという雑誌でも掲載された実話だそうです。鳥も人も親の気持ちは同じなんだろうなぁ。

青空

_MIB7526芦別岳
昨日、今日と抜けるような青空です。事務仕事の休憩中にブラインドのすきまから芦別岳を見てほっと一息。
3月8日には日高北部森林管理署に自然観察の講師としてお招きいただきました。今年で3年目になりますが、いつもどおり子どもたちの元気のよいこと。ちょっとした斜面を見つけてはすぐに尻滑りに夢中になっていました。動植物の名前や自然のしくみの話はもっと大きくなってからでよいので、手足を思い切り動かして直感的に自然を感じていくこと、かなり大切だよなぁー・・とそんなことを思いつつ森を歩いていました。あとから考えたら、自然の解説をした記憶があまりない。「コウシ」は子どもの遊ぶ姿に学んでいたのかも、と後になって思いました。
別件・・イーストサイドWeb号「もりの絵日記」に記事掲載中です。

空知川

_MIA3441空知川
富良野盆地を流れる空知川。護岸工事や河川改修はあちらこちらですすんでしまったけれど、上流部には大きく成長する淡水魚イトウがすむ清流です。
川面を覆っていた氷も解けてゆるゆると流れる水が「春近し」という感じです。大きく鼻から息を吸い込むと、湿り気を帯びた水のような土のような匂いがする季節になりました。

アイノミドリシジミ

_MIB7419アイノ
蝶の卵シリーズしつこく3回目。
ミズナラに産まれたアイノミドリシジミの卵です。
右下に薄汚れたアカシジミの卵があります。

カラスシジミ

_MIB7412カラスシジミ
マニアックな蝶の卵シリーズ。金属光沢を放っているようなカラスシジミの卵。ブチブチしたものが嫌いな人は背筋がゾクッとなるかも・・。
撮影は「ベローズ」と呼ばれる蛇腹をカメラとレンズの間に入れておこないます。そうすると小さなものに近寄って大きく写すことが可能になります。拡大撮影で難しいのは、カメラのぶれ、ピントのシビアさ、光の当て方など。もうこうなると自然光では厳しく、光はすべてストロボでつくっています。そうそう、レンズは28mmをリバース(逆さにつけて)して使います。昔買ったフィルムカメラ用のマニュアル操作の機材が、デジタルになっても生かされています。

ウスイロオナガシジミの卵

_MIB7197ウスイロオナガ
ミズナラの樹皮のすきまに産みつけられた、ウスイロオナガシジミという蝶の卵です(北海道標茶産)。直径1ミリほど。まるで小さな「ウニ」のよう。冬の外気にさらされる昆虫の卵はどれもそうですが、凍って死んでしまわずに春を迎える小さな命の強さを感じます。私の恩師である高校の生物の先生が採集してくださったものを、徐々に撮りためています。

プロフィール

石黒誠の写真と活動を紹介するブログです。

Makoto Ishiguro

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