冬の暮らし

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南富良野に住む祖父、88歳。
このところ雪が降り続いているのでちょっと心配になり寄ってみると、
広い玄関前の雪かきを淡々とこなしていた。

数日前にどっと降ったときは、全部きれいにハネルのに「二日かかったぞ」。
人に頼むこともなく、エンジン付きの投雪機を使うでもなく、
手作業で延々と雪かきをするということ。
祖父はたぶん特別なこととは思っていない。
ここに家を建て住み始めたときから毎冬当たり前にこなしてきた仕事なのだろう。

価値観の基礎がどこにあるかは人それぞれ。
僕らは知らず知らずのうちにそれによってコントロールされている。

二日かけて雪かきをすること。
確かに大変だけれど「そんな日もあるさ」と僕も思う。
それは祖父から受け継いだ、暮らしの考え方の根っこでもある。

雪降る

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2月末になって「モッサモッサ」と降る雪。
毎日の雪かきは大変だが、冬の景色はやはり雪があったほうが美しい。

沼のほとり

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吹雪が去って、静かな夕暮れを迎えた鳥沼。

湧水

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豊富な湧水のおかけで冬も凍らない富良野の鳥沼。
湧き出し口の水温は約8℃。
氷点下10度くらいの(暖かい?)朝でも温度差で水蒸気が漂う。

富良野盆地の朝

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芦別岳が朝焼けに染まって、富良野の朝がやってくる。

先日11日、雑誌取材で訪れた旭山動物園はものすごい人人人・・。
雪まつりから移動してきた団体が多かった。
みんな悪気はないのだろうけど、すれ違いざまにドスン、
並んでじっとしていても前後左右から徐々にプレスされていく。

ずっと前はペンギンの散歩に人だかりなんか出来なくて、
ペンギンと一緒に歩けたよ、と妻が言っていた。
そんなほのぼのしたときもあったんだねぇ。

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トドマツの森に月が沈む。
数日前の早朝の風景。

林のシルエットがもっとはっきり分かるように撮りたかったが、
これ以上明るく撮ると、今度は月のクレーターが明るすぎて白一色になってしまう。
デジタルの現像処理で調整もしたが、これで精一杯。

肉眼で見ると月のクレーターも、暗い林の輪郭も、両方ともしっかり見えていた。
人の目はすごい。いったいどんな仕組みになっているんだろう。

新カメラ導入

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寒い朝の鳥沼公園。D300で撮影。

D200を1台下取りに出し、ニコンのD300とD700を導入した。
ライブラリーに写真を預けているので、
長辺が4000ピクセル以上のセンサーが欲しかったこと、
あらゆる仕事で高感度ノイズが少ない写真が必要になったこと、
フルサイズのセンサーを使ってみたかったことが理由。

使ってみたところ、機械としての動きはどちらも大変優秀。
電池のもちはD200よりもずっとよいし、シャッターの反応もよい。
感度1600、3200のノイズの少なさにもびっくり。

出てくる絵の色やトーンの雰囲気にまだなじめない。
設定を変えていろいろ撮ってみよう。

冬の川

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冬の川。
絞りを開けてポワーッとした雰囲気で撮る風景写真にハマリ気味。
これでもか、というような劇的な風景も美しいけれど、
日常の中にある、ありふれた季節の空気もまた愛おしい。

沼と森

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富良野盆地の東端にあって、豊富な湧水をたたえる「鳥沼」。
夕暮れどき、水面をのぞき込んだらうっそうとした森の姿が映っていた。

沼の周囲からは縄文時代の遺跡が出ている。
散策しながら足元をよく見ていると、
矢じりやナイフをつくった黒曜石の破片が今でも見つかると、
いつもお世話になっている博物館の学芸員が教えてくれた。

数千年前の住人もこうして沼をのぞき込んだりしたのだろうか。

富良野でまったく人の手の入っていない自然など、数パーセントしかない。
でも、森や渓谷、沼のほとりで迎える
夕暮れや夜明けは不思議な雰囲気に満ちて、
太古の時代に生きた人の感覚とシンクロしていくような気さえする。

ふわりと

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川岸の枯れ草に、今にも壊れそうな霜がのっていた。

Breeze 続き

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昨日に続き、東旭川桜岡の風景。
被写体はキツネ。
写したいのはキツネが歩いている雪原の空気感。

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Breeze

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撮っているのはシラカバ林。
写し込みたいのは冬の夕暮れの空気感。

親しい友人たちが住む東旭川の桜岡。
丘陵に囲まれた雰囲気のよい田舎の風景を撮りたくて、
カメラ片手に試行錯誤しながら一日彷徨った。

プロフィール

石黒誠の写真と活動を紹介するブログです。

Makoto Ishiguro

Author:Makoto Ishiguro

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