晩秋の陽

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小さな川の岸で。

水の言葉

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昨日の午後、胴長を履いて小さな流れを歩いた。
右手にタモ網、カメラはストラップをたすき掛けにして背中に。
魚を探しつつ、風景をスナップしつつ。
大きな本流に出たときには陽はとっくに沈んで、
川面に西空の残照が映っていた。

川の流れ、石ころ、川岸に残された倒木なんかが「言葉」としか
いいようのない何かを出しているように感じる時がある。
どこか耳鳴りに似たような。
淡々と繰り返されて喜びや怒りのようなものは感じないが、
威厳に満ちて深いもの。

つもる葉

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背中に棘のある魚、トミヨ属を探しながら空知川水系を歩いた。

川べりの小さな沼の底にたまっていたのはヤナギの葉っぱ。
樹木の養分がこうして川に供給され、
小さな魚やエビが隠れ場にする。

冬を待つ

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山々の峰には雪が積もり、里の木々も葉を落として
あとは真っ白な季節を待つばかり。

棘のある小さな魚

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富良野盆地を流れる空知川やその支流には
背中に棘のある小さな魚がすんでいる。
エゾトミヨ(写真上)とイバラトミヨ(写真下)。

棘の本数や体の色に変化が多い魚で、2種の中間みたいな魚もいたりする。
いろんな魚をたくさん撮ることで生物が多様であることを表現できるだろうか。

撮影は30cmくらいの水槽内に半透明のアクリル板を背景として設置。
ストロボを背景から1灯、水槽の上から傘にバウンスした柔らかい光を1灯。
生きたままで撮って、終わったら魚にお礼を言って(?)川に放流。

灰色の雲

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刻々と変わる11月の天気。
あの灰色の雲が運んでくるのは雪だろうか雨だろうか‥。

越冬する卵

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観察を続けている雪虫(トドノネオオワタムシ)の話。

左の写真は11月2日。
雪虫の死骸が見える。
オレンジの米粒のようなものは、その雪虫から産まれた子どもたち。
お腹の中にはたった一個の大きな卵を抱えている。

右は11月11日。
やはりオレンジの米粒のようなものが見えるが、
これは産みつけられた卵。
この状態で氷点下20度以上にもなる冬を越す。

目を離していた10日くらいの間に産卵が終わったのだろう。
来年は産卵の瞬間を見れるだろうか。

山肌

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葉を落として冬を迎える前の山肌は、鼠色にも紫色にも見える。
今朝の雪がうっすらと化粧をしてくれた。

翌朝

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前回の記事の翌朝(11月4日)。
山がだんだん白くなる。平地はまだ雨。

雪がくる

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雪を含んだ灰色の雲が山をかくしていた。
この空はまぎれもなく11月の色。
もうすぐ雪がやってくる色だ。

自然の感触

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石垣島にすむ友人から電話。
小学5年の長女が学校の授業で使いたいので
落葉広葉樹の紅葉した葉っぱを送ってくれ、とのこと。

家に戻り、拾った葉っぱを封筒につめながら思った。
葉っぱの乾いた匂い、手触り、微妙で不思議な色合い。
やはり「モノ」のもつ情報や風合いは、
教科書や写真ではどうしても伝わりきらないよなぁ、と。

匂ってくるような写真もないわけでないだろうが、
光でしか情報を伝えられない写真にできることはなんなのかと、
はたと立ち止まって考えてしまうのだった。

プロフィール

石黒誠の写真と活動を紹介するブログです。

Makoto Ishiguro

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