冬の芦別岳ふたたび

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冬の芦別岳の撮影ポイントを探すべく18線川沿いのルートを行った。もうちょっと早く出ればいいのに、歩き出したのが11:50。早足で登ること3時間半。汗だくになって槙柏山1192mと御茶々岳の鞍部に出た。山は夕暮れの光をあびて美しく、芦別岳の北へ続く尾根もすぐそこに見えた。

芦別岳の北尾根から撮るのが最終目標だが、今日は十分にルートを確認できた。真っ暗になる前に撤退。

* * *

22日の雨竜の講演では30人ほどのお客様に集まっていただきました。講演はポートフォリオをまとめたりするのに似ているかも、と思いました。話すことで活動の方向性が見えてくる一方で、詰めの甘さも感じました。スキルアップしてまた来年、たぶん同じ時期にやらせていただきます。
ありがとうございました。

雨竜沼自然館公開湿原講座

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来る1月22日に雨竜町の道の駅で講演いたします。
2時間近くもいただいているので、いろいろお話できるとは思いながら、どう構成するのか悩みつつ準備をすすめています。

内容はパンフからのコピーで次のとおりです。
「富良野には美しい田園風景が広がる一方で、面積の7割を占める森林があります。ヒグマやエゾシカが闊歩する鬱蒼とした森におそれ、里に咲く花に微笑みながら野山を歩いていると、自然は少しづつ色々なことを伝え、感じさせてくれます。森歩きや自然観察の楽しみ、生き物が多様であること、冬の森の楽しみ方などをお伝えします。」
詳しくはこちらへ(NPO北海道を発信する写真家ネットワークのウェブサイトです)。

冬の芦別岳

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冬の芦別岳の撮影ポイントを探した。
おにぎり二つと紅茶のテルモスをささっとザックに入れ、カメラも50mmレンズをつけた1台だけの軽装。足元はゾンメルというアザラシの皮を張ったスキーに革靴。

夏道の旧道の北側の尾根をひたすらたどった。
標高1000m付近で細い尾根にびっしり生えた灌木に行く手を遮られ、3時間半登ったが撤退。遥かなり冬の芦別岳。

肉眼を超えて

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以前、写真集に使用した写真をもう一度画像処理した。
岩肌を強調するために画像全体のコントラスを上げ、尾根筋の白が飛んでしまいそうな箇所にはマスクをかけてディテールを残す。

デジタル写真が画像処理でいろいろ変化することは知っている友人に、今でも「デジタルなら撮影時に失敗してもどうにでもなるんでしょ」聞かれることがある。「デジタルだって撮影時にきっちり撮らないと、色もトーンも出てこないんだよ」とは説明するものの、自分の中にもやもやしたものが残る。

たとえばこの芦別岳の写真。肉眼で見たときにはもっとモヤがかかってコントラストが低く、こんなにくっきりと稜線も岩肌も見えはしないのだ。なるべく多くのトーンがデータになるように撮影し、画像処理でデータのよいところを引き出すことで、肉眼ではほとんど見えていなかった岩の細かな質感まで浮き出てくる。フィルムで撮っていたときならば、失敗撮影に限りなく近い状況だ。

受託企画展 「写真で綴る札幌」

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札幌市写真文化振興事業 受託企画展「写真で綴る札幌」が
富士フィルムフォトサロン札幌で1月7日?12日10:00?19:00開催中です。
札幌の開拓期の写真と、今の小学生が撮った札幌の写真を展示しています。
デジタル全盛になってはきたものの、小学生もフィルムで撮りました。
昔と今の札幌の比較や、フィルムの保存性や魅力を発見できる展示です。
写真展の詳細はこちらへ。

10日には「開拓史を記録した男達と古の札幌を探る」というセミナーも
開催されます。セミナーの詳細はこちらへ。

NPO法人 北海道を発信する写真家ネットワークが主催していますので
会員の私も受付当番で明日(10日)から11日14:00まで会場におります。
お気軽にお立ち寄りください。

空知川

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空知川の岸辺をスキーで歩いた。

支流の流れ込みにオジロワシ。
川岸に大きな角のエゾシカ。川面にカワガラス。

青色の流れは川底の巨岩と力比べをしているようで、
ごぼごぼと唸っては飛沫を散らしていた。

森を歩くのは

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写真集をつくるために、ある自然写真家は撮影前に絵コンテを書くと言う。
別の写真家にそのことを話すと、絵コンテなんてやめて
フィールドを歩いて現場から発想して撮りためなさい、という。
どちらが正しいかというよりも、僕はどちらも必要だと思っている。

ただ自分の経験からおもしろいと思うのは、ほんとうに気持ちが
揺すぶられるような美しい光を見たり、不思議なものを発見したりするのは
なにも期待せず、ぶらぶらと「楽しいから」という理由で野山をさまよっている
ときに多いということ。感覚的なフィールドからの発想である。
無駄のようで、無駄ではない時間。
でもそれも一長一短。
ときには理屈で効率的に動かないと、まとめるには時間がかかりすぎる。
人の一生は短いのだ。

雪待ち

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雪が降ってきた、と喜んでカメラを設置して数分後、急に小降りに。
かろうじて写っていたひとかけら。
雪が降らなければ手も足も出ない。

2011

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降ってくる雪をずっと前から撮ってみたかった。

家の外はマイナス5℃。
フワフワ舞い落ちる雪をストロボの短い閃光時間で写しとった。
画像を見ていると、肉眼では絶対に見えない結晶の微細な構造や
結晶どうしがくっついて降ってくるようすが分かる。

「写真」という技術で表現できる楽しさ、ありがたさ。
二度と出会えないであろう一瞬が、写真によって永遠になる。

2011年の最初の撮影でした。
今年もよろしくお願いいたします。

プロフィール

石黒誠の写真と活動を紹介するブログです。

Makoto Ishiguro

Author:Makoto Ishiguro

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