雪は

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保育所に向かう道中、
後部座席のチャイルドシートから息子が問う。
「あのさぁ、雪はなにでできてるの?」

「雪が服にくっついて解けたら水になるでしょ。
雪はねぇ、水でできてるんだよ」と運転しながら答える。
たとえ嘘でももっと夢のある話をしたらいいのか、
科学的にほんとうのことを教えることがいいのか、迷いながら。

「風のおうちはどこにあるの?」と問われたとき、
「気圧が‥」とのど元まで出た言葉をのみこんで
「お空のずっと向こうかもねぇ」と返した。
子どもの問いはシンプルで、深い。

シラカンバ

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荒れ地のパイオニアが朝日に照らされる。

話す

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この冬は人前で話す機会が多い。一月から三月の間に6回。
雨竜町の道の駅をスタートに、地元の富良野高校、
修学旅行で富良野に来た淡路島の高校生、
日高町や富良野市の自然観察会、博物館のワークショップ。

聞いてくださるのは大人、高校生、小学生とさまざまで、
参加者によって話す内容はもちろん変化させる。
大人の知的なものを満たすにはそれなりにじっくりと、
小学生にはできるだけ直感的に伝わるようにという感じだろうか。

話しの準備をしながら、今まで分かっているつもりだったことが
じつは曖昧な知識や裏付けしかなかったりして、焦ることもある。
それは子どもに話すときほどそう思う。
分かりやすく伝えようとするほど、ごまかしが効かないのだ。
撮影した写真が力不足で、お客様に納得してもらえるような
ものではないな、と思うことも。

写真を見せながら話すことはアウトプットのひとつ。
撮影や今後の企画に還元され、次のシーズンへの糧になる。

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雪原に降り、ほかの結晶とくっつき、
解けながら形を失っていく雪の結晶。
新しい雪が降ったとき、ルーペ片手に雪に顔を近付ければ、
どこでも見られる小さな芸術。

雪をこぐ

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キタキツネの足跡が気になって雪を「こいで」やってきたが
雪が深すぎてあと一歩でギブアップ。
「だっこー!」

冬の長さ

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晴れた日は雪面の照り返しがまぶしいこの頃。
少しづつ日も長くなって、三月が近づくころには寒さも和らいでくる。
冬は長いとよく言うけれど、寒さが厳しくて雪もどかどか降る
写真で表現したい「冬らしいとき」はじつはそんなに長くないと思う。

ワカサギ

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台所を通り過ぎるとワカサギの頭だけが
まな板の上に積んであった。
まるごと食べられる魚ではあるが、
あまり食べ慣れていない人にあげるため調理されたらしい。

南富良野町の金山湖では氷に穴をあけて釣り糸を垂らす
ワカサギ釣りが盛んで、向かいに住んでいるおじさんの
釣果のおすそわけ。

冬は・・

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先日無事に長女が生まれて、嫁と娘は入院中。
ここ1週間くらい息子の朝飯をつくり、保育所へ送り迎え。
夜、寝かしつけるときに一緒に寝てしまったり…。

冬の間、撮影したい生き物たちが活動を休止している間に
情報収集の読書、論文調べ。大学の研究者の方に質問メール。
出版社に営業。保育所に行ったついでに図書館で写真絵本を見て、
過去の出版物の傾向を見たり。

写真のいちばん上の「ファーブル植物記」は昆虫で有名な
ファーブルが植物について語っている本。学生の時に読んで
その世界にすっかり引き込まれてしまった。
語っているのは植物のことだが、伝わってくるのは生き物
そのもののおもしろさと普遍性。内容は科学であり物語でもある。
たまに読みなおしてナチュラリスト気分に浸るのだ。

プロフィール

石黒誠の写真と活動を紹介するブログです。

Makoto Ishiguro

Author:Makoto Ishiguro

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