魚すくい

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空知川につながる小さな水たまりに魚が閉じ込められていた。

増水すれば本流と行き来できるが、渇水期は出口がなくなってしまう。しかしただの水たまりというわけでもなく、水の流れをよく観察していると、水槽を置いたあたりから水がゆっくりと湧いていて、魚たちが越冬するにはよい環境なのかも知れない。

魚たちにはとんだ迷惑だったろうが、狩猟本能全開で1時間ほど網ですくって遊んだ。エゾウグイ20匹。ニジマス1匹。アメマス1匹。イバラトミヨ2匹。岸からのぞいたときはウグイしか見えなかったがいろんな魚が獲れて驚いた。

普段は水底深くにいて遠い存在の魚がウジョウジョ目の前にいた。子どもは夢中であった。もっと興奮していたのは僕かも知れなかった。

ネコヤナギ

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春は水辺から。
川岸で綿毛を広げはじめたネコヤナギ。

科学と感覚

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昨日の昼前、近くの森を散歩した。
カケスが鳴く。エゾシカのフンが落ちている。地面で朽ちていく木の匂いがする。あれ何?これ何?子どもは五感を全開にしている。そのようすを質問攻めにあいながら興味深く観察していた。

僕が自然に中にいるのを好むようになったのは、本を読んだからじゃない。森や川に出かけるだけで、そこいらじゅうに謎があり、威厳を持った大木があり、虫やカエルがうごめいていて、それらに触れることが、それらの中で過ごすことが感覚的に楽しいと思ったからだ。

今月の8日から12日は札幌で日本生態学会が開かれていた。動植物の最近の知見を得るために学会の発表に通いながら、学会での科学に裏付けされた発表に比べると、表現としての写真は魅力的で伝える力がある一方、ひどく感覚的で主観的なものに感じた。

それ以来、科学と感覚、インターフェースとしての写真、自然写真と科学写真、客観と主観、というようなことが頭の中をぐるぐる回っている。何が正しいか探しているのではない。その時々の撮影のための立ち位置を確かめたいのだと思う。

震災

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3月11日の東日本大震災から5日が経とうとしている。

撮影予定だった富良野での全国高校選抜スキー大会が中止になった。ガソリン代が上がって給油の規制をかけたところも。東京と浜松の親戚から食料品店に物資が品薄だ、との連絡を受けて米や電池を送る予定。

などの影響はあるものの、富良野市において僕が生活に困るような変化はほとんどない。被災地の状況に心を痛め、放射能の影響に不安になりながらも、大震災前と変わらない生活をしている。窓の外は春の光にあふれ、川岸の柳が白い綿毛を青空に広げている。テレビを消せば大災害が起こっていることなど嘘のような静けさだ。

写真は春を待つハヤシミドリシジミの卵。

そわそわ

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昨日、日高町で開催された自然観察会
(日高北部森林管理署・日高山脈館共催)が終わった。
スノーシューで歩いた森ではオオワシとオジロワシが低空飛行して
参加者をおおいに喜ばせてくれた。自然からのプレゼントである。
自然が偉大な演出をしてくれているときは
講師はニコニコして最小限のことを解説すればいい。

午後。三才の息子とともにぐっすり昼寝。
午後五時、寝すぎた目を覚ますために二人で外の空気を吸いに行った。
大気に雪の匂いではなく水の匂いが満ちていた。

今週は日本生態学会の大会が札幌で火曜から土曜まであるので
札幌へ行ったり来たり。
まだ知らない情報や本、研究者に出会うのが楽しみだ。

雪解け

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三つ同時に落ちるかもしれない。
そう思って撮り始めて数秒後、期待どおりに。

なんだ簡単じゃないか。開き直って再び撮ること10分。
二つ同時に滴ることはあっても同じシーンは二度と出現せず。
しずくを運んでいた雪の方が崩れてしまった。

プロフィール

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Makoto Ishiguro

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