霧雨

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環境調査で道北へ。

8時間同じ場所で鳥を見なければならないが、
朝から晩までジトジトと霧雨が降り、空も遠くの景色もねずみ色。しかも寒い。

やれやれと思いながら足元を見ると、ムラサキツメクサに水滴がびっしり。
うっとうしい霧雨は小さな植物を飾り立てるのが上手。

雪虫

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北海道では、秋に飛翔することで名が知れている雪虫。
標準和名はトドノネオオワタムシ。

初夏のこの時期にも、秋とそっくりな雪虫が出現する。
羽と綿毛を身にまとい、夏の空を飛ぶのである。

そのライフサイクルは複雑だが、多くの仲間が捕食者の犠牲になりながらも
種として命をつないでいくようすは感動的でさえある。

ホオノキ

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富良野市内のなまこ山。
雨のなか、ホオノキが大きな花を咲かせていた。

水生昆虫

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水生昆虫の撮影に挑戦。
写真は渓流の石の裏にすむエルモンヒラタカゲロウ。

写ってはいるものの立体感が乏しく感じる。
虫そのものがかなり平たいのでしょうがないか。

たくさんの種類を撮りたいので、細部にこだわっているときりがないのだが、
あまりに納得しないまま撮影を続けても、結局いいものはつくれないし、気持ちもよくない。
締め切りと技術と効率のせめぎ合いである。

fly

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パカッと開いてブーン。
見れば見るほど不思議な生き物だ昆虫は。

カラフル

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体色に変化のあるスゲハムシ。青、赤、金、緑…。

60匹採集して、フィールドで蚊に刺されながら撮影終了まで3時間。思ったより早く終わった。
そこから触角などが傷ついていない49匹を選抜。
これから、背景から切り抜く作業をして新たにレイアウトする。

混沌とした自然の中から見せたいものを抽出して、分かりやすく提示したい。
興味をもってほしいのは、虫や花にあまり関心のない人たち。
生き物の多様性とか不思議さに触れるきっかけになるだろうか。

花を見る角度

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湿った林道のわきで咲いていたズダヤクシュ。

花を撮るときは腹ばいになって、花と同じ高さの目線になることも多い。
この花の場合は上から見下ろしてもかわいらしいな、と思いパチリ。

図鑑によると白い花のようなところは「がく」。糸のような方が「花弁」。

湿地の森

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富良野盆地の東端にある鳥沼公園。
湧水の沼とともに、ヤチダモ、ハンノキが茂る小さな森がある。

狭いゆえに外来植物の侵入や、乾燥化に対して影響を受けやすい。
「富良野の開拓前の原風景」とは言いながら、人の手である程度コントロールしてやらないと
貴重な植生やそれにまつわる生き物たちのつながりが失われる可能性がある。
自然豊かなところだが、ほんとうはもっと広い面積で広がっていてほしい森だ。

フデリンドウ

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小さな紫色の花、フデリンドウ。
恥ずかしながら、去年まで何度もこの場所を歩いていたはずなのに気付かなかった。

視界には入っているけれど、見方を変えないと見えていないものが
たくさんあるんだろうな、と改めて感じたこの春。

初夏へ

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富良野市内、なまこ山の林床に咲くクルマバソウ。
ところどころに群落をつくっていて、今が見ごろかも知れない。

その他に咲いていた花。
オオアマドコロ、ホウチャクソウ、ユキザサ、マイヅルソウ、クサノオウ、ミツバツチグリ。
かわいらしいフデリンドウも。

頭上ではエゾハルゼミが合唱していた。ほとんどの樹木も一気に葉を広げた。
初夏の森はけっこうにぎやかだ。

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Makoto Ishiguro

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