コゲラの背中

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冬の森に半日いると一度くらいは、小鳥たちが急がしそうに餌を探すシーンに出会う。
雪に埋もれて、しんとした森が一瞬活気づく。

写真のコゲラは小鳥たちのなかでもよく会う方だ。
餌とりに忙しいのか、人をそれほど気にしないのか、
すぐそこ2mくらいの木でコツコツと幹をつつくこともある。

このコゲラの、しましま模様でふっくらしたかんじの背中にいつもいやされる。
図鑑写真としては顔も写っていないとダメだが、個人的な感情としては「振り向かないで!」

取材って

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大人数で知恵や体力を寄せ合ってすすめる企画に比べると、
写真家がひとりで思いついて取材して形にしていくのって、
自由だけれど客観性が失われることもあるし、
できることは知れているのかもしれないなぁ、と思うことがある。

だから結局、人とかかわって仕事をすすめるのが大事。
リサーチ・企画、撮影、評価、再び撮影…、発表という過程のなかで、
いかにたくさんの人のアドバイスや好評、酷評を受けられるか、なのだろう。

雨竜町での講演終える

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雨竜沼自然館公開湿原講座「雪虫のふしぎな一年と、小さな自然のコレクション~富良野で取材した自然史」の講演を1月21日に終えました。

たいへん冷えた日でしたがご来場いただいて、1時間半のときどきつっかえる講演に耳を傾けていただいた皆さま、ほんとうにありがとうございました。きっちりした取材にもとづいて、深みのある解釈とウィットにとんだ話を出来れば最高ですが、今後さらに精進してまいります。

雪虫の話では熱心にメモを撮っておられる方も。コレクションシリーズの絵ハガキもたくさん買っていただきました。機会がございましたらぜひまたご参加いただければ幸いです。ほんとうにありがとうございました。
(写真は岡本洋典氏撮影)

ご縁あって針灸院で写真展示

旭川市末広にある鍼灸院 ナチュラリー針灸院(NAC)にて、Museum of Natural Historyの作品7点を展示していただいております。勤めている高校時代の友人の紹介で、浜口健介院長にもご覧いただいたところ、ご快諾いただきました。ご来院された方にもご好評いただいているようです。

生き物には、かならず内在する個性や魅力があって、しかも進化の長い歴史を背負っています。僕はそれらを引き出してなんとか伝わる形にすべく、作業をしました。「癒される」「かわいい」「きれい」とお褒めの言葉をいただくことがあって、自分の御手柄みたいにニヤニヤしていますが、ほんとうは生き物たちに向けられた称賛の声だと思います。

旭川市の鍼灸院NACの‘なちゅらり~’日記
1月14日の記事で紹介されています。

メインサイトはこちら。ナチュラリー針灸院NAC
次の診療をしています。はり・灸、スポーツ鍼灸、交通事故の治療、整体、不妊症と鍼灸、美容鍼灸
ツボ・ダイエット、東洋医学とフェイシャルエステ、スキンスクライバー

しばれる朝

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昨日の朝7時半。気温マイナス18℃
富良野市街の家々の煙突からのぼるのは、ストーブの煙というより水蒸気だろうか。
時間帯からして、朝食や出かける準備で忙しくしている頃だろう。
人そのものは見えないけれど、風景のなかに暮らしのぬくもりを感じた。

お知らせです…1月21日雨竜町で講演します。「雪虫のふしぎな一年と、小さな自然のコレクション」。詳しくはこちらをクリックしてください。

動く動かない

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昨日の日の出前、今日はいやに寒いなと思い、富良野盆地を流れる空知川を見に行った。
冷え込んだ朝には、樹氷か川霧かなにかしらのおもしろい光景が見られるから。
(後から調べたら、このときの気温マイナス19.2℃だった)

しかしもっとも気になったのは、川面に顔を出している大きな岩と、
その周囲をゆっくりと流れていく薄い氷。

動かないものと動くもの。
いや、正確にはゆっくりと動いているけれど人の目には止まって感じるものと、動いて見えるもの。
映像で時間を見せる方法は、風景の定点撮影や虫の超高速撮影(たぶんそんな名前)などあると思うが、
時間の流れを意識するのも大切なんだろうな…。と川面を見ながら考えた。

お知らせです…1月21日雨竜町で講演します。「雪虫のふしぎな一年と、小さな自然のコレクション」。詳しくはこちらをクリックしてください。

寄り道のススメ

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初詣の帰り道。

歩道のわきにロータリー除雪車がつみあげた雪の壁がずっと続いていた。
息子が「その上を歩いたみたい」と言ったので、抱きかかえて乗せてやると、
「いい眺めだ!そんなにうまらないよ。」
とスタスタと大人と同じくらいの速さで楽しげに歩いて行った。

その姿を見ていて少しうらやましくなった。
私も登ってみたくなったのだが、なんだか恥ずかしいし服も雪だらけになる。

丸太を製材する工場の入り口で雪の壁は途切れていた。
「もう下りるか。」と両手を広げると、満足げに私の胸に飛び下りてきた。
どこかの冒険から帰ってきたような顔をして。

大人がなにもかも分かったような顔をして、疲れ、倦怠し、近道しか選ばなくなっても、
子どもはいつも新しい世界を手中に納めようと寄り道する。
今年も子どもに教えられることが多そうだ。

メインサイトをリニューアルしました。
http://mizunara.net/

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