春の川

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エゾトミヨという背中にトゲのある魚がすむ、小さな流れを見に行った。
この魚は草でボール状の巣をつくり、そのなかに卵を産む。
そろそろそんなようすが観察できる季節だ。

エゾトミヨが好きそうな緩やかで草の茂る流れをじっくり見たが、見つからず。
秋にタモ網ですくったときはけっこういたが。
どこか別の場所で繁殖しているのだろうか。

月、金星、木星

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27日の夜、西の空を見上げると月の下に明るい星が二つ。
月の近くにいるのが金星、その下が木星、ということをあとになってネットで知った。

一応撮っておくかと安易にシャッターを切ったが、
月の光っている部分の輪郭や、地球照(光っていないけどぼんやり見えている部分)が分かるようにしつつ、
芦別岳の稜線も出すのは意外と難しいことが分かった。

月は予想以上に明るい。
芦別岳の輪郭や星を明るく撮ると、月は光がにじんであっというまにただの白い「点」になってしまう。
月の輪郭が分かるように撮影しておき、現像処理で山の稜線が見えるように調整した。

ようやくフキノトウ

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本格的に春が始まる前に企画だけでも練っておかなければ、と資料を読み込んでいたが、
机にかじりついていると、目も頭もボーっとしてきた。

窓の外の明るい日差しにさそわれるように近くの雑木林へ。
スノーシューで林を歩くが、やはり雪が深い。
春はまだかとあきらめかけていたら、湧き水が雪をとかしているところがあって、
今シーズン初のフキノトウに会えた。
やっぱりフィールドはいいなぁ。

とけては降って

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全道的な大雪だったこの冬。
我が家の家の周りも、例年より雪がどっさりと残っている。

しかも3月末だというのに雪がしつこく降っている。
いつもならアスファルトが出ている道路も、出たり出なかったり。
子どもを保育所へ送るのも、自転車だったり、ソリだったり。

水と岩

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川面を眺めていると、水と岩のぶつかっているところが気になる。

それぞれに気の遠くなるような歴史を背負った無機物どうしが、
たまたまそこで出会い作用を及ぼしあう。と言ったら大げさだろうか。

春の足音

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畑地の雪面に融雪剤が散布されて、
骨組みだけだったビニールハウスには野菜の苗を育てるためビニールがかけられる。

空気は湿気を帯びて、山肌の木々の色も真冬とはなんとなく違う。
この冬は雪が多かった。
畦にフキノトウが出るのはまだ先だけれど、春は遠くない。

写真の方向

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どんな写真がいい写真なんだろう。
被写体である自然や風景や人物のもつストーリーを表す写真。
撮影者の思いを伝える写真か。誰かが「いいね」って喜んでくれる写真?
それとも撮影技術を誇示するための写真か。

子ども向けの写真絵本の原稿を書いたり、親子で参加する自然観察会の講師役をしているうちに、
撮り方や、撮らなければならない写真の方向が今頃になって見えてきた。
上手で構図もきまっている写真が、伝わる写真になるとは限らない。
どんなコンセプトでなぜそれを撮ったのか、
言葉でちゃんと説明できる写真が、ぼくにとっては今は何より大切。

それは感性を無視して、頭でっかちの撮りかたをしている、というのとはまた違う。
人や自然の歴史を知り、よく考えて、そこに解釈と感性を重ね合わせていく。
リサーチ、撮影、アウトプット。
なにか科学論文を書くのに、下調べして、実験や観察によってデータを得て、書き上げる作業に似ている。
だから撮影はなにかをつくりだすときの、ほんの一部分にすぎない。

撮影よりももっと大切なのは、何かに気づいてそれを広げ構築していくちから。
そのためにいろんな人や分野とのかかわりも大切になってくる。

プロフィール

石黒誠の写真と活動を紹介するブログです。

Makoto Ishiguro

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