森のなか

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ハリギリの若い木に木漏れ日がちょうど当たっていて、
暗い森の中、光をもとめて上へ伸びようとする樹木の姿を見た。
…と書けばそれらしい感じはするものの、撮る側の思い入れをその場の風景に押し付けただけかな、
と思ったりもする。

現場で感じたことを持ちかえってアウトプットするのも写真家に求められることのひとつではある。
思いつきや感覚は、中にはキラリと光るものもあるけれど、
ときにものすごくひとりよがりで、あいまいなことの方が多い。

沢におりると

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トドノネオオワタムシの初夏の移動を見るべく森をさまよった。
樹の上を見上げたり、地面にはいつくばって幹に目を凝らしたりを一日やっているうちに、頭がクラクラ。

ぼくらが気づかないだけで、森のなかでは何かが起こっている。
ただそれに遭遇するのに簡単な時もあれば、何年もかかる時もある。
そんなことをぼんやり考えながら沢のなかへ下りていくと、
その場所だけ静寂につつまれた小さな沢があった。
ぼんやりとしゃがみこんで、しばしクールダウン。

6月のしごと

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今月は月の半分が環境調査で埋まっている。
残りは学校写真の代行撮影やら、地元の博物館の展示企画を手伝ったり。
それから写真講座の講師。

企画している撮影に費やせる時間は1週間。
こんなに虫も花も撮るものだらけの時期にそれだけしかないのか。
でも、1週間もやりたい作品撮りをできるのだから幸せだとも言える。
濃密な撮影になるように、出張中の空き時間などにコツコツ準備をすすめるのである。

写真は新しい葉を伸ばしはじめたトドマツ。
この時期の枝先は、明るい色の新葉と暗い感じの古い葉の違いが、なんとなくうつくしい。

虫の体

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オオイタドリの葉にいた1.5cmくらいのバッタをクローズアップ。
肉眼で見ただけでは分からない、細かな体のつくりにびっくり。

初夏のむし

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初夏の渓流の河畔林にいた虫たち。
採集、そしてひたすら撮影の作業のなかで、
森のなかから宝石をひろい集めているような気がしてきた。

プロフィール

石黒誠の写真と活動を紹介するブログです。

Makoto Ishiguro

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