肉眼を超えて

_MIA2411.jpg
以前、写真集に使用した写真をもう一度画像処理した。
岩肌を強調するために画像全体のコントラスを上げ、尾根筋の白が飛んでしまいそうな箇所にはマスクをかけてディテールを残す。

デジタル写真が画像処理でいろいろ変化することは知っている友人に、今でも「デジタルなら撮影時に失敗してもどうにでもなるんでしょ」聞かれることがある。「デジタルだって撮影時にきっちり撮らないと、色もトーンも出てこないんだよ」とは説明するものの、自分の中にもやもやしたものが残る。

たとえばこの芦別岳の写真。肉眼で見たときにはもっとモヤがかかってコントラストが低く、こんなにくっきりと稜線も岩肌も見えはしないのだ。なるべく多くのトーンがデータになるように撮影し、画像処理でデータのよいところを引き出すことで、肉眼ではほとんど見えていなかった岩の細かな質感まで浮き出てくる。フィルムで撮っていたときならば、失敗撮影に限りなく近い状況だ。

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石黒誠の写真と活動を紹介するブログです。

Makoto Ishiguro

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