科学と感覚

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昨日の昼前、近くの森を散歩した。
カケスが鳴く。エゾシカのフンが落ちている。地面で朽ちていく木の匂いがする。あれ何?これ何?子どもは五感を全開にしている。そのようすを質問攻めにあいながら興味深く観察していた。

僕が自然に中にいるのを好むようになったのは、本を読んだからじゃない。森や川に出かけるだけで、そこいらじゅうに謎があり、威厳を持った大木があり、虫やカエルがうごめいていて、それらに触れることが、それらの中で過ごすことが感覚的に楽しいと思ったからだ。

今月の8日から12日は札幌で日本生態学会が開かれていた。動植物の最近の知見を得るために学会の発表に通いながら、学会での科学に裏付けされた発表に比べると、表現としての写真は魅力的で伝える力がある一方、ひどく感覚的で主観的なものに感じた。

それ以来、科学と感覚、インターフェースとしての写真、自然写真と科学写真、客観と主観、というようなことが頭の中をぐるぐる回っている。何が正しいか探しているのではない。その時々の撮影のための立ち位置を確かめたいのだと思う。

プロフィール

石黒誠の写真と活動を紹介するブログです。

Makoto Ishiguro

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