お話と絵と写真

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昨日、札幌で酒井広司さんの写真展「写真のなかの時間-室蘭・母恋 昭和51年ほか」にお邪魔した。
30年ほど前に撮影されたモノクロ40点。
酒井さんも会場にいらして、こんなことをおっしゃっていた。
「撮るときは高校生。ただ撮りたくて撮っていた。でも30年を経て再度撮影されたものを見てみると、
時間が経つことで写真のなかに現れてくるものがある。」と。

写真は目の前の現実からしか出発できないのだろうか…。帰りの車を運転しながらずっと考えた。
写真絵本を構成していく作業においては、まずお話があって、その流れにそって写真を撮影したり、
すでにあるカットをあてはめたりする。
しかし写真は絵と違う。
たとえお話が創作であっても、写真はどこかの現実を切りとらなければならない。
だから絵本は「絵」が多いのだろうか。
改めて大型書店の絵本売り場を見ると、写真が扱われているものはほんとうにごくわずかだ。
子どもたちになにか伝えようとするときの写真のちからはどこにあるのか。
現実のカタチと光の向こうに、自然が内包する物語を伝えられるだろうか。

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Makoto Ishiguro

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