冬山踏査

161222.jpg

雪があって時間もとれる冬のうちに、できるだけやっておきたいのが冬山を踏査してリサーチすること。持ち物は2万5千分の1地形図、小型のGPS、メモ帳、カメラ、弁当など。スキーをはいて気になるところを歩き、動物のこん跡や、樹木の種類や太さ、湧き水、景観、違う季節に再訪するべきか、などをGPSとメモ帳で記録していきます。

この日は湧き水と古いため池、上空を通過するオジロワシやクマタカ、せまい範囲にクマの爪痕がごっそり残るトドマツ林、シカのねぐら、クマゲラの食痕などを見つけました。地形図とGoogle Earthで下調べして出かけ、実際に歩いて宝物を見つけ出すような感じです。

161002.jpg

朝はすっかり涼しくなって霧が出ることも多い。
トドマツの向こうから陽が登って来た。

オオバヤナギ

160901c.jpg

次々とやって来た台風の雨で空知川は増水。南富良野町では堤防が決壊して、市街地を濁流が襲いました。私の住む富良野市山部でも避難指示が出て、中学校の体育館に人があふれていました。

川岸の草木もなぎたおされて、生態学で言う出水による「かく乱」をうけます。
そんななか、静かに舞う雪のようなものが。
今時期に種子を散布するオオバヤナギのタネが静かに降りそそいで、濁流に引き抜かれた仲間のそばに着地していました。
破壊されても静かに再生していく河畔林の姿に、力をもらった気がしました。

水中の小さなものたち

160629.jpg

山際の小さな水たまり。春にはエゾアカガエルが産卵にやって来ます。この時期になっても水は枯れないので湧いているのでしょう。

コンパクトデジカメの防水カメラTG-4を水たまりにそっと沈めてパチリ。Wi-Fiケーブルを使ってスマホから遠隔操作でシャッターを切ることができます。こんなにシンプルな機材で水中写真が撮れるようになるとは。画質は荒いと言えばその通りですが、新たな視点をえられる楽しさの方が勝っていると思います。

クルマバソウ

160525.jpg

林床を彩っていたクルマバソウ。
頭上ではエゾハルゼミがにぎやかに鳴いて、立ち止まっているとブユが刺しに来ます。
まさに初夏です。

北海道蝶類図鑑(北海道大学出版会)は無事に出版されてひと段落したので
頭のなかも、机のまわりも、カメラ機材も片付けと再構築して新たな取材へとシフトしていきます。

プロフィール

石黒誠の写真と活動を紹介するブログです。

Makoto Ishiguro

Author:Makoto Ishiguro

カレンダー

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

メールフォーム

ブログの感想・お問い合わせはこちらまでお願いします。

名前:
メール:
件名:
本文: