チョウの食草

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来春出版される北海道のチョウ図鑑用の撮影および画像処理を急ピッチですすめています。

蝶に詳しくない私はサポートとして写真職人的な動きをしています。道内で確認されたすべての種の標本と、チョウたちが食べる草や樹を白い背景で撮影して、図鑑に掲載するために背景から被写体を切り抜きます。標本写真で500カット、草や樹は芽吹きや花などさまざまな生育段階で撮っているので300カットほどです。

被写体に立体感をつけるライティング、白いチョウや花を白い背景から切り抜く方法、縁毛と呼ばれる翅の毛を表現するなど、失敗を重ねながら多くを学びました。

メインの執筆者たちもそうとう気合が入っています。素敵な図鑑になると思います。

冬近し

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富良野市博物館の雪虫展が終了し、野外では紅葉もほぼ散りました。明日は平地でも雪予報です。
写真授業の講師や学校写真撮影、環境調査などは続きますが、気持ちはなんとなく一段落して、来年の計画や新しい絵本のことを腰を据えて練るように気持ちがシフトしていきます。

小学生へのお話し会

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この冬は雪虫についての講演、スノーシューで歩きながらの写真講座、本州からの修学旅行生の撮影ガイド、学校写真のお手伝い、鳥の猛禽類を調べる環境調査の仕事をしました。

なかでも心に残ったのは、南富良野町の落合小学校、北落合小学校にそれぞれ招いていただき、2時間ほど子どもたちに雪虫や自然の話をしたことでした。みな真剣に話を聞いてくれて、時間が足りなくなるほど質問をもらいました。私は知っていることを伝えました。と同時に、なにがまだ分かっていないか、知られていないかも、できるだけ説明しました。身の回りの自然でも、まだ分からないことがたくさんあるよ、と。

子どもたちの「なぜ?」はほんとうに素朴で、本質をついてきます。たとえば花の色が「どのように青色になっているか」については色素のしくみなどで説明がつくのですが、「なぜ青色なのか」については進化の歴史から推測するしかないことが多い。質問に答えているうちに、子どもたちと一緒に生き物の神秘的な部分にふれた気がして、大人になっても素人っぽい「なぜ、なぜ?」を忘れたくないなと思いました。両校とも新年度から廃校になり、幾寅小学校に統合になります。

写真は今日、道北地方での環境調査中に見たキタキツネ。

「雪虫」出版その後

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たくさんのふしぎ11月号「雪虫」は多くの方に手にとっていただいて、驚きや喜びなどの感想をいただいています。地元の方は毎年見ている虫の、普段目にしない生態に驚いておられました。首都圏では馴染みのない虫にもかかわらず書店では売り切れたりしているそうです。北海道や東北ファンの方にご覧いただいているのでしょうか。
「雪虫」を手にとっていただいた皆様、ほんとうにありがとうございます。

写真は小さなトドマツにのった雪の結晶です。今時期の富良野は雪が降ったり解けたりしながら、だんだんと冬に向かっていきます。天然のミニクリスマスツリーといったところでしょうか。

次なるテーマへ

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写真絵本「雪虫」の最終校正が終わりました。校正は何度やっても不安なもので、誤字もさることながら、根本的に表現はこれでいいのか、事実関係に間違いはないか、子どもたちにこれで伝わるか、など考え込みました。満足するまで校正していたら、私はおじいさんになり、本は違う内容になっちゃうかも。でもこれで終了です。

気持ちも切り替えていきます。次のそのまた次のテーマに向けてパワー配分を増やしていきます。
とりあえず一日時間ができたのでゆっくりと森を歩きました。のろのろ歩き、立ち止まり、しゃがんだりしていると小さな虫たちがうごめき、林床にはもう木の実や枯葉が落ちていました。

写真は雨で濡れたトドマツの樹皮を歩く等脚類です。林床の腐葉土ではよく見ますが「ほう、木にも登るんだね」などと、たぶん興味のない人にはまったくどうでもいいことに感心する一日でした。

プロフィール

石黒誠の写真と活動を紹介するブログです。

Makoto Ishiguro

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