エゾアカガエル、ピンチか

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エゾアカガエルが産卵に集まった池に、自動撮影カメラをかけました。まだ一週間ほどですが、写っていたのは夜な夜なやってきてはカエルを食っているアライグマでした。昔、ペットが逃げ出して増えたことは知っていましたが、あまりに頻繁に写るので、これは脅威だな、と強く思うようになってきました。

冬、モモンガを自動撮影したときも、アライグマは巣穴のまわりの木にスルスルと登り、頭を下にしたまま木を下っていました。樹上の生物にとってもあれだけ身軽に木に登られたら怖い存在であるに違いありません。

クマの気持ち

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4月上旬。
たっぷり半日森で遊んで、ラーメン食べて木登りして、そろそろ帰ろうというとき、幅20cmもあるヒグマの足跡を発見しました。ぎょっとして痕跡をよく見ると、歩いたのは昨日くらいかと思われました。一人で森歩きをしているときは冷静でいられるのですが、子どもたちも一緒なので、なにかあったらと余計な緊張をします。子連れの母グマが人を警戒するときも、きっとこんな気持ちなんだろうな、と思いました。
子どもたちは急にテンションが上がり、「クマの気持ちになってみる」とクマの足跡をたどっていました。
「ちょっと内股なんだね」
「ここでめっちゃ埋まってる。体重思いから大変なのかもね」
親の気持ちも知らずに遊ぶのは、子熊と一緒かも。

3月

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3月も終わろうとしています。
スノーシューで森を歩く案内、博物館主催の自然観察のガイド、地元のお年寄り向けのお話し会、テレビ番組の撮影協力をしました。スーツを着て小学校、大学の卒業式も撮りました。一年間書かせていただいた北海道新聞上川南部地域の連載は最終回を迎えました。
日程のすき間で、出版社への絵本のプレゼン準備、センサーカメラの設置とデータの回収、未踏査のフィールド歩きとリサーチをしておりました。
長い冬とは言いますが、冬のいろんな表情をおさえながら、リサーチもしようと思ったらそんなに長くはないです。

写真はセンサーカメラがとらえた、エゾシカの死骸にやって来たオオワシです。
物語を綴っていくとき、自分の目で見た瞬間でないと説得力がないのか、とこの冬ずっと考えていました。春を間近にして、そんなことはないよ、という結論に達しつつあります。
写真はすごくメカニカルなメディアです。人などいなくても冷徹にその場を記録します。写真のもともと持っているその機械的なところを信頼してもよいのではないかと思っています。

自動撮影カメラ

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動物の熱に反応して自動的にシャッターを切る自動撮影カメラ。
センサーとカメラがお弁当箱のような小さな箱に一体化したものが売られている。メーカー名も製造元も分からない1万円ちょっとの製品でも、設置場所と光や被写体のタイミングがよければ、人間がそこにいたなら決して撮れないであろう一瞬を記録してくれる。誤作動が頻発したり、あまりにピントの悪い製品もあるけれど。

画質は一眼レフどころかコンデジにも劣る。しかし絵画には決してできない、写真の機械的な記録性をこれほど見せつける手段もないと思う。人が自らシャッターを切って撮影する意味もまた考えさせられる。

雪原のキラキラ

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雪原がキラキラ輝いて見えるのは、光を反射する小さな構造物がそこにあるから。

プロフィール

石黒誠の写真と活動を紹介するブログです。

Makoto Ishiguro

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